ブログ・皆様からのご感想

2026.03.11

足踏みしていても、靴底は減る

こころ

あの日から、
私たちはどれだけの靴底を
すり減らしてきたのでしょう。

前に進めていない気がする日があります。

同じ場所をぐるぐる回っているような日もあります。

頑張っているのに、
何も変わっていない気がする日もあります。

でも
ふと足元を見ると、
靴底はちゃんと減っている。

それはきっと、
今日まで生きてきた証なのだと思います。

どうせ減るのなら。

どうせ今日という一日が過ぎていくのなら。

ほんの少しでも、前へ。

大きな一歩じゃなくていい。

胸を張れる一歩じゃなくていい。

誰にも気づかれないような
小さな一歩でいい。

コツコツ。

コツコツ。

雨の日も。

うまくいかない日も。

心が折れそうになる日も。

それでも人は、歩いています。

 

 

今年もまた、
東日本大震災から
15年という時間を迎えます。

あの日、
突然すべてが変わってしまった人がいます。

大切な人を失った人。

大切な場所を失った人。

当たり前の日常を失った人。

きっと
「前に進む」という言葉が
あまりにも遠く感じた日もあったと思います。

立ち止まった日。

動けなかった日。

涙しか出なかった日。

それでも
人は少しずつ歩いてきました。

前に進めた日ばかりではありません。

足踏みのような日も
きっとたくさんあったと思います。

それでも、
靴底は減ってきた。

 

すり減った靴底のぶんだけ、
私たちは生きてきた。
すり減った靴底のぶんだけ、
ここまで歩いてきた。

そしてきっと、
これからも。

小さくてもいい。
ゆっくりでもいい。

今日もまた一歩。

コツコツと進むその足音が、
未来へ続く道になりますように。

もし今、空の上から
大切な人が私たちを見ているなら
「ちゃんと歩いているね」
そっと微笑んでくれるような

そんな今日を

生きていたいと思います。

 

画像

 

今日も私の小さな言葉が、誰かの小さなお守りになりますように

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