2026.01.28
関西大学北陽中学校中学1年生 後期人権講演会
学生向け講演

2026年1月28日(水)
関西大学北陽中学校
中学1年生 後期人権講演会
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本日は関西大学北陽中学校の
約100名の1年生の皆さんに
「イライラしても大丈夫!
〜自分も相手も大切にするコミュニケーション〜」
をテーマに、お話しさせていただきました。

もうすぐ中学2年生になる中学1年生は、「子ども」と「大人」の間で心が行ったり来たりする時期。
甘えたい気持ちと、
突き放したい気持ちが、
同時に心の中にある年代です。
本日は、
アンガーマネジメントと
アサーティブコミュニケーションを織り交ぜながら、
自分の強みを活かし、
人間関係を築いていく方法について、時間の限りお話しさせていただきました。













とても落ち着いた中学1年生でしたが、私の“しくじり話”には声を立てて笑ってくれ、
何度も大きな拍手が会場に響きました。


授業の最後には、
皆さんに宛てて書いた
お手紙を読ませてもらいました。
今日は生徒の皆さんだけでなく、先生方にも目を閉じて、
耳と心で聴いていただく時間となりました。
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関西大学北陽中学校1年生のみなさんへ
今日は私の話を聞いてくれて、ありがとう。
みなさんに、どうしても伝えたいことがあります。
怒ってしまう自分、
うまく言えなかった自分、
言いすぎて後悔した自分。
そのどれもが、
ダメな自分ではありません。
怒りは、
「本当はこうしてほしかった」
「大切にされたかった」
という気持ちのサインです。
だからまずは、
「そんなふうに思ったんだね」と、自分の心に声をかけてあげてください。
そして、自分の気持ちは
大切にしていい。
でも、相手を傷つけなくても
伝える方法がある、
ということも覚えていてください。
人間関係は、
うまくいかないことがあって当たり前です。
怒ってしまった日も、
黙ってしまった日も、
その奥には
「わかってほしい」という気持ちがありました。
その気持ちは、
消さなくていい。
なかったことにしなくていい。
これから先、
人間関係で迷う日が、
きっとあります。
そのときは、
今日のことを
少しだけ思い出してください。
自分の気持ちは大切にしていい。
でも、相手の心も大切にできる。
どちらかをあきらめなくても、ちゃんと方法はあります。
失敗しても、やり直していい。
言いすぎたら、謝っていい。
言えなかったら、
次に言える自分になればいい。
みなさんは今、
人として一番大事なことを
練習している途中です。
その一つ一つを、
誰かはちゃんと見ています。
前に進もうとしていることも、悩みながら考えていることも、失敗して、
それでも立ち直ろうとしている姿も。
それを、
毎日いちばん近くで見ている大人がいます。
それは、
関西大学北陽中学校の先生です。
先生は、
みなさんが気づかないところで、「今日は大丈夫かな」
「あの子、ちゃんと笑っていたかな」
そんなことを考えながら、
教室に立っています。
そして、
もうひとつ忘れてほしくない大人がいます。
それは、
みなさんのおうちの人です。
朝ごはんを用意してくれた人、「いってらっしゃい」と送り出してくれた人。
時には、うるさく感じるくらい心配してくれる人。
それはすべて、
みなさんのことを
大切に思っている証です。
今は当たり前に感じているかもしれません。
でも、
誰かが毎日みなさんのために
時間や気持ちを使ってくれていることは、決して当たり前ではありません。
だから、どうか覚えていてください。
みなさんは、ひとりで頑張っているわけじゃない。
うまくいかない日も、
ちゃんと見守ってくれている大人がいる。
先生も、
おうちの人も、
完璧じゃありません。
悩むし、迷うし、
それでも、
みなさんのことを
本気で大切にしたいと思っています。
みなさん一人ひとりが、
これから出会う誰かにとって
「いてくれてよかった存在」になります。
今日の話が、
みなさんが誰かと向き合うとき、そして自分自身と向き合うときの小さなお守りになりますように。
みなさん一人ひとりには、
自分も人も大切にできる力が、もうちゃんとあります。
それを、
どうか忘れないでください。
島田妙子
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関西大学北陽中学校の先生方、本日は中学1年生の皆さんにお話しさせていただく貴重な機会を本当にありがとうございました。

