2026.01.10
あの日を忘れない
島田妙子講演会

あの日を、忘れない
本日、1月10日。
私にとってこの日は
幸縁記念日です。
今日から
16年目が、静かに動き出しました。
2011年1月10日。
人前で話したことなど
一度もなかった私が、
はじめて講演という場に
立った日です。
その少し前、
40歳でお空へと旅立ってしまった
大切な小兄が、
危篤状態にありました。
「小兄、来月な。
私、講演するねん。
だから元気になって来て。」
気づけば、
そんな言葉を口にしていました。
辛い過去を抱えながらも
「この経験を、誰かの役に立てたい」
そう病床で語っていた小兄を
少しでも、元気づけたかった。
会場を押さえた翌日、
小兄はICUに入り、
そして、あまりにも突然
お空へ昇ってしまいました。
私をどんな時も支えてくれた、
心から大好きだった小兄。
「講演どころじゃない。
やめよう。」
そう思い、
キャンセルの電話をかけようと
していたその時。
「妙子さんの話を
聞きたいって思ってくれてる人が
一人でも決まってるなら、
やらなアカン。
小兄さんは、きっと
そう願ってるで。」
そう言って
私の背中を押してくださった方が
いました。
その一言に支えられ、
私は人生で初めて
人前で話しました。
内容は、ほとんど覚えていません。
口の中はすぐに渇き、
脂汗が止まらず、
震えながら立っていたことだけは
今でもはっきり覚えています。
「二度と、こんなことしない。」
そう心に誓った私でした。
それでも――
あの日、80人もの方が
会場に来てくださいました。
ほとんどが、知り合いでした。
あの日、あの皆さんが
私の“立会人”に
なってくださったのです。
1月10日は、
私にとって
誕生日以上に
大切な日。
皆さんのおかげで
ここまで来られた。
その感謝を、
毎日かみしめています。
「あの日を忘れない。」
辛かったはずの過去は
いつしか、私の財産となり、
出会えなかったはずの人たちと
出会わせてくれました。
この15年間で、
私の幸縁を
聴いてくださった方は
15万3千人。
主催者の皆さま、
支えてくださったスタッフの皆さまを
含めると、
もっともっと多くの方に
支えられてきました。
心から、
ありがとうございます。
言葉は、
気持ちがのって
はじめて命を持ちます。
大切なのは
「言葉」そのものではなく、
そこに込められた
「想い」。
その想いが、
人の心を動かすのだと
私は信じています。
たくさんの
幸せなご縁をいただき、
これからも私は
そのご縁を
次へ、次へと
つないでいきます。
講演ではなく、幸縁。
初心を忘れず、
健康には気をつけながら、
与えられた命を
ちゃんと使っていきたい。
今、いちばんパワーがあります。
今年も、
たくさんの想いを
お伝えさせてください。
16年目も、
どうぞよろしくお願いいたします。
人生はいちどきり。
いのちは、ひとつ。
2026年1月10日
島田妙子
